実例:酵素で完全復活

例えば、炭水化物(糖質) を食べたとしましょう。その場合には、アミラーゼという酵素が働いて、最終的にはブドウ糖に分解され、エネルギーになります。タンパク質を食べた場合は、プロテアーゼという酵素が働いて、アミノ酸に分解されます。しかし、酵素不足で、食べたものがちゃんと分解、消化されないと、食物が腸の中で腐敗します。おならが臭い、便が臭い人というのは、食物が腸の中で腐敗している証です。分解不十分なタンパク質(窒素残留物という)は血液を汚し、病気、老化の原因になりますから注意が必要です。

オナラが臭い人は酵素不足。

発酵食品は酵素が豊富です。しかし、スーパーで売られているものの中には、熱処理等で、発酵が止まっているものあります。漬物なども昔は袋に入れておくと、しばらくするとふくれていきました。それは発酵が続いている、微生物が生きて“呼吸”している証だったのですが、今は、大抵の漬物は、袋がふくれるというようなことはありません。お醤油も本物の醸造醤油は1年3年かけて発酵させていますが、現在、主流になっているのは、わずか1ヵ月程度の速醸法で、様々な添加物を使用しています。速醸法で作られた市販のお醤油と昔ながらの手間暇をかけて丁寧に作っているお醤油は、同じお醤油でも全く別物といえるくらいの違いがあるのです。ですから、お醤油や、味噌、酢など、発酵食品は、少し、贅沢に、こだわりのものを使うことをお薦めします。長い目でみると、大きな変化につながってきますから。

長寿地域から学んだ体内年齢を若返らせる秘訣

体内の“酵素預金”を減らさないことが、健康でいつまでも若々しさを保つ秘訣なのです。

  1. 腹八分でよく噛む(胃に入った後も30分程度は唾液の酵素が働き続けますから、よく噛むことで消化酵素のムダ使いを防げます)
  2. 酵素の宝庫、発酵食品を毎日摂りいれる
  3. 天然有機の自然のものを生で食べる機会を増やす
野生動物が病気になりそうな時、どうすると思いますか?

治療学で最も進んでいるのは、人に飼育されていない野生の動物なんだそうです。 なぜなら、お医者さんも薬もなしで、ほとんど病気もせず元気にしているからです。心臓病で倒れたライオン、癌で悩むタヌキ、関節炎でびっこをひくお猿さんは自然界にはほとんどいないはずです。では、野生動物が体調を崩した時、一体、どうやって回復しているのでしょうか。実は、本能的にある2つの症状を引き起こすのです。2つの症状とは、食欲不振と発熱です。ドイツのイセルス博士は、こう述べています。「世界には名医が2人いる。食欲不振と発熱である」。

なぜ、一時的な食欲不振と発熱が、体をよくする起爆剤になるのか。

食欲不振と発熱が名医だなんて、その真意は何なのか。 それは酵素がわかると理解できます。小食になることで、体内酵素が食べ物の消化に使われてしまうことなく、体の修復に回せるからです。さらに一時的に発熱することで酵素を一気に活性化させているのです。酵素は36度から38度の温度で最も活発に働くからです。酵素のムダ使いを防ぎ、体を温めて酵素を活性化させる。そして自然治癒力を高めて回復するのです。 私たちも、風邪を引くと、食欲が弱まるのは、消化のために酵素を余分に使わず、余った酵素の力を代謝酵素に回そうとする本能だったのです。

意外!最上級の薬とは…

「あなたの体は何でできている?」と聞かれたらどう答えますか。 考えてみてください。水でしょうか。タンパク質でしょうか。でも、その前に、私たちの体は毎日の食事でできているのです。中国では薬を上、中、下と3ランクに分けます。漢方は中薬。では漢方を上回る上薬は何かというと朝昼晩の食事なんです。毎日の食事を最高の薬として考えている。いま食べたものが明日のあなたを作るからです。子供をみているとそのことが実感としてよくわかります。食べた物にすぐに反応しますから。大人も一緒です。食べたモノがあなたになるのです。食は命なりです。私たちは、口に入れるものにもっと気を配ってもいいのかもしれません。